3月の勉強会内容 土壌分析の意味とその活用法。
養分が吸収される形。窒素 NH4+,NO3-、リン酸 H2PO4- カリウム K+、カルシウム Ca++、マグネシウム Mg++。
HPO4- 電子を過剰に持っている状態。K+ → e- 電子を1つ吐き出している。硝酸カリウム KNO3- のイオンの形にならないと吸えない。私たちの体も+、- で出来ている。電子を放出する時に体温を感じている。太陽から来る光粒子 688個を C6H12O6(糖)の中に封じ込める。これを食事として食べて H2O+CO2 に分ける。その時に光粒子が飛び出す。688kcal → 体温、神経を動かす。植物もそう。
通常は、体の中に入ってくる物は組み合わさって安定した物。安定化する時に e- を出す。 → これが筋肉を動かしたり、体温になったりする。植物が光合成でエネルギーをバッテリーとして蓄えて、それを人間が食べてエネルギーに変える。それが体温となる。そのエネルギーで細胞分裂したり心臓を動かしたりする。
硝酸カリウム KNO3 が水に溶けると H2O → H+ OH- 、 K+ NO3- の2つの反応が同時に起こる。その時、PHが7だと H+ と OH- が無くなる。 → 肥料が山程入っていてもイオンにならない。だから吸収出来ない。溶ける時のエネルギーでもって水を必ず2つに割る。質量が大きい方のPHになる。カリウムイオン K+ 質量 39、硝酸態Nイオン NO3- 質量 62。したがって NO3- のPH(酸性)になるからイオン化出来る。
PHが高くなるという事は、水素イオンがプラスマイナスゼロになるという事。K+ + NO3- → KNO3 に戻ったという事。イオン化しないで、ただ水に溶けている状態。砂糖を水に溶かしたのと同じ。
学校では、電気はプラスからマイナスに流れると教えらましたが、電子、電硫はマイナスからプラスに流れる。水素は1番質量が小さくて、何にでも引き込まれる。交流は人間が作った物。雷とか自然の物は全て直流。直流は面積当りの流れる量が決まっている。1mm2 の時に 8A 流れる。16A の場合 2mm2 ないと流れない。細い所に電気を余計に流すと回りに磁界が起きる。この磁界が次ぎに熱になる。すると焼ける。電気の性質が分るとECメーターの原理も分る。
電気が流れるのは、e-(電子)が動いているから。ECメーターは e-(電子)の流れを測っている。電子の流れが多くなるとECが高くなる。しかし、ECメーターは電子をもっていないプラスイオンを測れない。NH4+(アンモニア態N)は、EC-メーターに現れない。ですからECが高いか低いかと濃度障害の関係は直接比例しません。
では、プラスイオンを測るにはどうすればよいか?水PHとKclPHとの差を使う。この差が 1の時でEC換算すると約 1.5。この差が 1.2の時、EC換算で約 1。この差が 0.5の時、EC換算すると約 3.5以上の値に匹敵します。もしECが 2であっても水PHとKclPHの差が 0.5の場合は、約 5.5以上の濃度になっている計算になるから直に濃度障害が起きるのです。
糖蜜、アミノ酸は水に溶いてもイオン化しないからECはゼロですが、やはり大量に追肥すると濃度障害の為萎れる。
トマトの残渣をそのまますき込むと10a当りでEC換算すると 4.5ms/cm位出て来る。(半年栽培したトマト)。ただ、徐々に出て来るから当らない。水PH-KclPH=1の時は、1週間経てばECは1/6になる。水PHーKclPH=0.5以下の時は、入れた肥料のECは全く下がらない。だから、水PH-KclPHの差が無い人は肥料を入れられない。
酸化と還元
K+が電子 e- をもらうのを還元されたという。土の中にマイナス電子が多くなるとORPメーターはマイナスになる。土の中の電子が多くなると K+ が還元されて 金属カリウム になって吸えなくなる。
だから酸欠だとプラスイオンは吸収されなくなる。1イオン当量当り K は1価だから 39。質量が大きいから吸収しにくい。Caは2価だから1イオン当量は 40÷2=20。簡単に土から剥がれ易い。Mg も2価だから1イオン当量は、24÷2=12。水により流れ易い。
だから酸欠になって1番影響を受けるのは K。酸欠になると Kが陽(プラス)イオンになれない。電子を放出出来ない。酸欠になると土の中は電子だらけ。
ORPメーターで 300mv という事は、その土の中に 0.3v の電圧が発生する位のプラスイオンが溜まっているという事。
電子つまりマイナスイオンが溜まっている状態は、電子を逃がしてやる事が出来ない。
ECメーターは、電気の流れを測っている。ORPメーターは電圧を測っている事になります。
NH4
ウリ類はアンモニア耐性が全く無い。アンモニアを吸うと必ず体の中にアミノ酸になる前のアルカロイド、セリンやバリンという未消化Nになり、苦味が出て来る。こういうのが出て来ると、カッパン病、ウドンコ病が発生する。アンモニアはトマトでもほんの少ししか自分の中でグルタミン酸に変えられない。アンモニアを吸収し過ぎると毒になる。トマトでは黒筋果が発生します。
鉄イオン Fe++ も土壌中の電子が多いと金属の Fe になって植物は吸えなくなる。銅イオン、亜鉛イオン、マンガンイオンも同じ事が言える。酸欠でも吸収出来るのはモリブデン。B ホウ素 は、プラスイオンもマイナスイオンも持っていない。温度で土にくっ付いたり離れたりしている。培地温が16℃以下になるとホウ素は土にくっ付いたままになる。寒くなると実が分かれてくる。縦割れ。実がずんぐりむっくりになる。培地温が30℃以上になると土壌から離れ易くなり、水をかける度にホウ素が下に流れます。
HPO4- 電子を過剰に持っている状態。K+ → e- 電子を1つ吐き出している。硝酸カリウム KNO3- のイオンの形にならないと吸えない。私たちの体も+、- で出来ている。電子を放出する時に体温を感じている。太陽から来る光粒子 688個を C6H12O6(糖)の中に封じ込める。これを食事として食べて H2O+CO2 に分ける。その時に光粒子が飛び出す。688kcal → 体温、神経を動かす。植物もそう。
通常は、体の中に入ってくる物は組み合わさって安定した物。安定化する時に e- を出す。 → これが筋肉を動かしたり、体温になったりする。植物が光合成でエネルギーをバッテリーとして蓄えて、それを人間が食べてエネルギーに変える。それが体温となる。そのエネルギーで細胞分裂したり心臓を動かしたりする。
硝酸カリウム KNO3 が水に溶けると H2O → H+ OH- 、 K+ NO3- の2つの反応が同時に起こる。その時、PHが7だと H+ と OH- が無くなる。 → 肥料が山程入っていてもイオンにならない。だから吸収出来ない。溶ける時のエネルギーでもって水を必ず2つに割る。質量が大きい方のPHになる。カリウムイオン K+ 質量 39、硝酸態Nイオン NO3- 質量 62。したがって NO3- のPH(酸性)になるからイオン化出来る。
PHが高くなるという事は、水素イオンがプラスマイナスゼロになるという事。K+ + NO3- → KNO3 に戻ったという事。イオン化しないで、ただ水に溶けている状態。砂糖を水に溶かしたのと同じ。
学校では、電気はプラスからマイナスに流れると教えらましたが、電子、電硫はマイナスからプラスに流れる。水素は1番質量が小さくて、何にでも引き込まれる。交流は人間が作った物。雷とか自然の物は全て直流。直流は面積当りの流れる量が決まっている。1mm2 の時に 8A 流れる。16A の場合 2mm2 ないと流れない。細い所に電気を余計に流すと回りに磁界が起きる。この磁界が次ぎに熱になる。すると焼ける。電気の性質が分るとECメーターの原理も分る。
電気が流れるのは、e-(電子)が動いているから。ECメーターは e-(電子)の流れを測っている。電子の流れが多くなるとECが高くなる。しかし、ECメーターは電子をもっていないプラスイオンを測れない。NH4+(アンモニア態N)は、EC-メーターに現れない。ですからECが高いか低いかと濃度障害の関係は直接比例しません。
では、プラスイオンを測るにはどうすればよいか?水PHとKclPHとの差を使う。この差が 1の時でEC換算すると約 1.5。この差が 1.2の時、EC換算で約 1。この差が 0.5の時、EC換算すると約 3.5以上の値に匹敵します。もしECが 2であっても水PHとKclPHの差が 0.5の場合は、約 5.5以上の濃度になっている計算になるから直に濃度障害が起きるのです。
糖蜜、アミノ酸は水に溶いてもイオン化しないからECはゼロですが、やはり大量に追肥すると濃度障害の為萎れる。
トマトの残渣をそのまますき込むと10a当りでEC換算すると 4.5ms/cm位出て来る。(半年栽培したトマト)。ただ、徐々に出て来るから当らない。水PH-KclPH=1の時は、1週間経てばECは1/6になる。水PHーKclPH=0.5以下の時は、入れた肥料のECは全く下がらない。だから、水PH-KclPHの差が無い人は肥料を入れられない。
酸化と還元
K+が電子 e- をもらうのを還元されたという。土の中にマイナス電子が多くなるとORPメーターはマイナスになる。土の中の電子が多くなると K+ が還元されて 金属カリウム になって吸えなくなる。
だから酸欠だとプラスイオンは吸収されなくなる。1イオン当量当り K は1価だから 39。質量が大きいから吸収しにくい。Caは2価だから1イオン当量は 40÷2=20。簡単に土から剥がれ易い。Mg も2価だから1イオン当量は、24÷2=12。水により流れ易い。
だから酸欠になって1番影響を受けるのは K。酸欠になると Kが陽(プラス)イオンになれない。電子を放出出来ない。酸欠になると土の中は電子だらけ。
ORPメーターで 300mv という事は、その土の中に 0.3v の電圧が発生する位のプラスイオンが溜まっているという事。
電子つまりマイナスイオンが溜まっている状態は、電子を逃がしてやる事が出来ない。
ECメーターは、電気の流れを測っている。ORPメーターは電圧を測っている事になります。
NH4
ウリ類はアンモニア耐性が全く無い。アンモニアを吸うと必ず体の中にアミノ酸になる前のアルカロイド、セリンやバリンという未消化Nになり、苦味が出て来る。こういうのが出て来ると、カッパン病、ウドンコ病が発生する。アンモニアはトマトでもほんの少ししか自分の中でグルタミン酸に変えられない。アンモニアを吸収し過ぎると毒になる。トマトでは黒筋果が発生します。
鉄イオン Fe++ も土壌中の電子が多いと金属の Fe になって植物は吸えなくなる。銅イオン、亜鉛イオン、マンガンイオンも同じ事が言える。酸欠でも吸収出来るのはモリブデン。B ホウ素 は、プラスイオンもマイナスイオンも持っていない。温度で土にくっ付いたり離れたりしている。培地温が16℃以下になるとホウ素は土にくっ付いたままになる。寒くなると実が分かれてくる。縦割れ。実がずんぐりむっくりになる。培地温が30℃以上になると土壌から離れ易くなり、水をかける度にホウ素が下に流れます。