4月の勉強会内容 土壌分析の意味とその活用法NO2
作物の収量が上がらない理由は、光合成を完全にさせるための、光の管理や温度管理、水分管理、根の周りの酸素の管理、葉の周辺の二酸化炭素の管理、栄養分(肥培管理)の管理がうまくできないためです。また、光合成で作った炭水化物を無駄に使ってしまった場合です。
光合成をしっかり行わせるためには、摘葉を行って光の採光を良くしたり、老化した葉を整理して炭水化物の無駄使いを無くすことも大切です。また、朝、トマトの生長点に水が吹いていない場合は肥料濃度が高くて水を吸えない場合が多いので、液肥を与えるのを中止して様子を見る必要があります。→ 葉柄の樹液を絞って、EC の値が41ms/cm以上になっている場合は、→ 濃度障害を起こしていますので水だけ与えます。葉柄の樹液濃度が EC 35ms/cmまで下がってくると→ 朝 生長点に水が吹いてきます。これが栽培管理なのです。なんの根拠も無く水かけたり、肥料を与えることは管理とは言えません。常に作物の顔色を見て、科学的な根拠に基ついて管理することが大切です。朝、生長点に水が吹いているかどうか、昼頃になったら葉が萎れていないかどうかを見る必要があります。萎れていたら、遮光して葉水を与えます。また、ルックス計を見て、70,000Lux以上に光が強くなってきたら遮光することも大切です。曇った日が続けば、光合成ができないので、炭水化物が不足します。エース1号やBeup-Beを葉面散布して、炭水化物を補っておくことも大切な管理になります。
マイナスイオンというのは、H+を瞬間にくっ付けてしまいます。人間の体の細胞の有機物は殆んどが水素結合しています。だからこの水素を外されると細胞がバラバラになります。そうすると細部が遣られ枯れてしまいます。活性化したマイナスイオンを持っている物質が、作物体にかかった瞬間に水素が獲られるから薬害が起きるのです。アルカリ性の物質も同じことが言えます。KOH K+、OH- に分かれた時、OH-がH+を獲ってH2Oになります。
土壌がアルカリ状態になると根が、カルシウム、マグネシウム、カリウム等、プラスイオンを吸収する為に出す根酸 H+ を土壌溶液中のOH-が奪ってH2Oにしてしまう為養分の吸収が出来なくなってしまいます。更に酸 H+ の供給が追いつかなくなると水素結合している H+ まで外してしまうから根の細胞がバラバラになり、根痛みをおこします。ですから土壌のPHが7以上になると OH- が出て来るから怖い訳です。
リン酸は細胞中に直接獲り込みます。根毛の細胞膜を外して細胞の中に取り込み浸透圧で導管に入って行きます。
硝酸態Nは粒子が小さいから飲み込まなくても浸透圧で入って行きます。だから硝酸態Nは、天気が良くても悪くても水と一緒に吸収されます。ヒヤルロン酸が細胞に浸透して行くのと硝酸の吸収の仕方は同じです。
リン酸は光合成エネルギーがないと吸収されません。
導管の中には水素交換して電気的に入って行く物と細胞からジワーと振透して行く物の2つの動きがあります。但し、導管では一緒になって上がって行きます。
地温が上がって来ると有機物が分解して NH3OH(アンモニア)→ NH4+(アンモニア態N) 、 OH- のように変化してフリーの OH- が発生する為、即座ににPHが上がってきます。KclPHが6以上の土壌は潜在的にアルカリ還元状態になっています。このような土壌はアルカリ還元状態に成り易いので有機物は入れられません。PHが3~4のような酸性土壌には、堆肥を入れるとPHが上がる効果があります。PHが7以上になると微量要素が不溶化しますので、微量要素の吸収ができなくなります。
尿素CO(NH2)2 → NH3CO3 → NH3CO3(炭酸アンモニウム)、CO2(二酸化炭素)。更にNH3CO3は、NH3OHに変化し、NH4+とフリーのOH-になります。したがって、尿素系の肥料を追肥すると最後はPHが上がります。
微量要素の鉄の吸収はリン酸と同じ様にエネルギーを使います。ホウ素もリン酸と同じような吸収の仕方で入って行きます。
PH→mv→電圧 PH1→10-1 0.1mol/1ℓ。1ℓの水の中に入っている水素イオンの量を表しています。PHが7の時は、電圧0。PH1=POH13。
ORPの値がプラスの状態の場合は、プラスイオンとマイナスイオンとが電離している状態です。作物が肥料を吸収出来る状態になっています。ORPの値がマイナスの状態は、プラスイオンとマイナスイオンがくっ付いている状態になっていて、肥料が吸収出来ない状態になっています。電子が土の中に多くなると水に電子を与えます。H2O+e(電子)→H2+OH-。H2はガス化して飛びOH-が残ります。したがって、土の中にK+があったとしてもOH-とくっ付いてKOHになり吸収出来なく成るだけではなく、アルカリのため根痛みを起こします。
ORPが0mvになった瞬間からもう土の中のイオン化した物は何もなくなってしまいます。
ORPの値が高いという事は土壌中の電圧が高いという事になります。電子を失えば失う程、ORP(電位)はどんどん上がって行く訳です。なぜかというと、失って戻ろうとする高さが電圧だからです。植物が1番バランス良く養分を吸収できる電圧は300mv以上です。
ORPがプラスの状態は電離した状態。ORPが300mv以上になるとくっ付いている物が全て離れます。PHがアルカリになればなる程、ORPの値はマイナス近くになっていきます。
ORPが低い土壌は肥料が溜まってしまいます。つまり、水PHとKclPHの差が1.0以上必要なのに1.0以下になり差が無くなってきます。バッテリーの中の硫酸が全く水になった状態と同じです。バッテリー液をPH7にしたら電気が起きなくなります。土がバッテリーの役目をしている訳です。バッテリーに電気をチャージするように土にチャージする物は酸素しかありません。硫酸でチャージしたらPHが下がって何も出来なくなります。
土の中には微弱な電圧が存在します。PH、ORPは土の微弱な電圧mv電位差を測っている訳です。電圧があるという事は電流もあるという事になります。流れる電気の圧力がPH。流れ(伝導率)がECです。ECも現実に電流が流れる伝導率のを測って、土壌中のマイナスイオンの量の目安にしています。
光合成をしっかり行わせるためには、摘葉を行って光の採光を良くしたり、老化した葉を整理して炭水化物の無駄使いを無くすことも大切です。また、朝、トマトの生長点に水が吹いていない場合は肥料濃度が高くて水を吸えない場合が多いので、液肥を与えるのを中止して様子を見る必要があります。→ 葉柄の樹液を絞って、EC の値が41ms/cm以上になっている場合は、→ 濃度障害を起こしていますので水だけ与えます。葉柄の樹液濃度が EC 35ms/cmまで下がってくると→ 朝 生長点に水が吹いてきます。これが栽培管理なのです。なんの根拠も無く水かけたり、肥料を与えることは管理とは言えません。常に作物の顔色を見て、科学的な根拠に基ついて管理することが大切です。朝、生長点に水が吹いているかどうか、昼頃になったら葉が萎れていないかどうかを見る必要があります。萎れていたら、遮光して葉水を与えます。また、ルックス計を見て、70,000Lux以上に光が強くなってきたら遮光することも大切です。曇った日が続けば、光合成ができないので、炭水化物が不足します。エース1号やBeup-Beを葉面散布して、炭水化物を補っておくことも大切な管理になります。
マイナスイオンというのは、H+を瞬間にくっ付けてしまいます。人間の体の細胞の有機物は殆んどが水素結合しています。だからこの水素を外されると細胞がバラバラになります。そうすると細部が遣られ枯れてしまいます。活性化したマイナスイオンを持っている物質が、作物体にかかった瞬間に水素が獲られるから薬害が起きるのです。アルカリ性の物質も同じことが言えます。KOH K+、OH- に分かれた時、OH-がH+を獲ってH2Oになります。
土壌がアルカリ状態になると根が、カルシウム、マグネシウム、カリウム等、プラスイオンを吸収する為に出す根酸 H+ を土壌溶液中のOH-が奪ってH2Oにしてしまう為養分の吸収が出来なくなってしまいます。更に酸 H+ の供給が追いつかなくなると水素結合している H+ まで外してしまうから根の細胞がバラバラになり、根痛みをおこします。ですから土壌のPHが7以上になると OH- が出て来るから怖い訳です。
リン酸は細胞中に直接獲り込みます。根毛の細胞膜を外して細胞の中に取り込み浸透圧で導管に入って行きます。
硝酸態Nは粒子が小さいから飲み込まなくても浸透圧で入って行きます。だから硝酸態Nは、天気が良くても悪くても水と一緒に吸収されます。ヒヤルロン酸が細胞に浸透して行くのと硝酸の吸収の仕方は同じです。
リン酸は光合成エネルギーがないと吸収されません。
導管の中には水素交換して電気的に入って行く物と細胞からジワーと振透して行く物の2つの動きがあります。但し、導管では一緒になって上がって行きます。
地温が上がって来ると有機物が分解して NH3OH(アンモニア)→ NH4+(アンモニア態N) 、 OH- のように変化してフリーの OH- が発生する為、即座ににPHが上がってきます。KclPHが6以上の土壌は潜在的にアルカリ還元状態になっています。このような土壌はアルカリ還元状態に成り易いので有機物は入れられません。PHが3~4のような酸性土壌には、堆肥を入れるとPHが上がる効果があります。PHが7以上になると微量要素が不溶化しますので、微量要素の吸収ができなくなります。
尿素CO(NH2)2 → NH3CO3 → NH3CO3(炭酸アンモニウム)、CO2(二酸化炭素)。更にNH3CO3は、NH3OHに変化し、NH4+とフリーのOH-になります。したがって、尿素系の肥料を追肥すると最後はPHが上がります。
微量要素の鉄の吸収はリン酸と同じ様にエネルギーを使います。ホウ素もリン酸と同じような吸収の仕方で入って行きます。
PH→mv→電圧 PH1→10-1 0.1mol/1ℓ。1ℓの水の中に入っている水素イオンの量を表しています。PHが7の時は、電圧0。PH1=POH13。
ORPの値がプラスの状態の場合は、プラスイオンとマイナスイオンとが電離している状態です。作物が肥料を吸収出来る状態になっています。ORPの値がマイナスの状態は、プラスイオンとマイナスイオンがくっ付いている状態になっていて、肥料が吸収出来ない状態になっています。電子が土の中に多くなると水に電子を与えます。H2O+e(電子)→H2+OH-。H2はガス化して飛びOH-が残ります。したがって、土の中にK+があったとしてもOH-とくっ付いてKOHになり吸収出来なく成るだけではなく、アルカリのため根痛みを起こします。
ORPが0mvになった瞬間からもう土の中のイオン化した物は何もなくなってしまいます。
ORPの値が高いという事は土壌中の電圧が高いという事になります。電子を失えば失う程、ORP(電位)はどんどん上がって行く訳です。なぜかというと、失って戻ろうとする高さが電圧だからです。植物が1番バランス良く養分を吸収できる電圧は300mv以上です。
ORPがプラスの状態は電離した状態。ORPが300mv以上になるとくっ付いている物が全て離れます。PHがアルカリになればなる程、ORPの値はマイナス近くになっていきます。
ORPが低い土壌は肥料が溜まってしまいます。つまり、水PHとKclPHの差が1.0以上必要なのに1.0以下になり差が無くなってきます。バッテリーの中の硫酸が全く水になった状態と同じです。バッテリー液をPH7にしたら電気が起きなくなります。土がバッテリーの役目をしている訳です。バッテリーに電気をチャージするように土にチャージする物は酸素しかありません。硫酸でチャージしたらPHが下がって何も出来なくなります。
土の中には微弱な電圧が存在します。PH、ORPは土の微弱な電圧mv電位差を測っている訳です。電圧があるという事は電流もあるという事になります。流れる電気の圧力がPH。流れ(伝導率)がECです。ECも現実に電流が流れる伝導率のを測って、土壌中のマイナスイオンの量の目安にしています。