人間と植物の病気について
はじめに
病気や不快な症状ってどうして発生するのでしょうか・・・・・・・・・・・・。偶然にとか、運が悪くて病気になってしまったのでしょうか?突然に倒れたとか、突然死などといっていますが、それは本当に急に起きたことなのでしょうか?皆さんはどう思いますか?
人間の病気には必ず原因がある
どんな病気であってもその病気が引き起こされるためには必ず原因があります。何の原因も無いのに、偶然にとか、運が悪くて病気になるなどということは絶対にありません。つまり、原因が病気(結果)を発生させるということです。ですから、病気や不快な症状に罹って、困っている人は、そのような症状になったのは、なぜなのかということについて徹底的に精密検査をし、その診断の結果に基づいてしっかりと考えてみる必要があります。
それは、病気の原因がはっきり分かれば、その原因を取り除くために努力をするからです。
病気になったらただ医者の言う通り治療を行ったり、薬を飲めば治ると考えるのは懸命ではありません。
病気の治療のための薬を飲むことも、勿論、大切ですが、それよりももっと大切なことは、貴方が病気になった原因を正確に把握し、病気の原因を取り除く努力をすることなのです。
生活環境や習慣が病気をつくる
病気の原因は、殆ど生活環境や生活習慣から生まれます。生活習慣や生活環境から育まれた体質が大きく影響します。つまり、突然死も含めて突然現れる症状なるものは、殆どの場合、突然ではなかったのです。倒れた時は突然だったかもしれませんが、倒れるまでの経過年数というのがあるはずなのです。
病気で倒れる(赤信号)までに、身体から異常をしらせる何らかのサイン(黄信号)が出ていたはずなのです。 それに気が着いて対処さえしていれば倒れる(赤信号)という段階にまで進むことは避けられたはずなのです。
重大な病気は突然現れるものではなく、それまでに何年間もの経過年月があるということなのです。
軽い症状(黄色信号が出ている状態)のうちに早めに対処しておくということが大切なことなのです。植物にも全く同じことが言えます。
風邪をひく人ひかない人
冬になれば風邪のウイルスは何処にでも存在します。しかし、風邪のウイルスがあっても風邪をひいてしまった人と風邪をひかない人がいるのはなぜでしょうか?同じ部屋に居ても、風邪をひいてしまった人と風邪をひかない人がいます。風邪をひいてしまった人は、夜更かしをし、お酒を飲んで、寒い外を帰ってきて、家に着いたら背中がゾクゾクし始めたなぁ・・・と思いながらそのまま歯磨きやうがいをしないで寝てしまったら、次の日、くしゃみや鼻水、喉の痛みなど本当に風邪の症状が出始めました。
この原因は、体を冷やし、夜更かしをして、お酒によって肝臓が疲れたことが原因となって、風邪をひいてしまったわけです。
病気のサイン
私達は、常になぜ病気になるか、病気の原因は何であるのかということについてしっかり考えておく必要があります。病気になる原因が何であるか解らない人は、どんな薬を飲んでも効果は無いでしょう。病気になる前に、必ず何らかのサイン(病気症状)が体に起きるはずです。
体調が良くないので、病院で検査を受けた時に異常が無かったから、そのままにしておいたら、こんな病気に罹ってしまったなどとよく聞きます。
病院の検査で体の全ての異常を把握できると思ったら大きな勘違いです。例えば、心筋梗塞で突然倒れた人がいたとします。その人はずっと以前から常に頑固な肩こりに悩まされていたそうです。しかし、肩こりくらいは、誰でもあることだからと、そのまま何も対処をしなかったそうです。そして、ある日突然心筋梗塞で倒れてしまったわけです。肩こりくらいと、軽く考えてしまい、しっかりとした対処をしなかったために、心筋梗塞という大きな病をひき起こしてしまったということになります。
常に肩がこっているという段階で、もっと自分の体の声に耳を傾けて、しっかりとした対処をしていれば、心筋梗塞で倒れるということにはならなかったと考えられます。
肩こりは、血流が悪い状態だから起きる症状なのです。肩こりは体が発信する一つのサインです。その肩こり(結果)を起こす原因は何なのかということを徹底的に分析しておく必要があったわけです。
一日中同じ姿勢でパソコンで仕事をしたり、会社で常に緊張した状態で仕事していると、当然、ストレスが溜ります。そのため、ついタバコの本数が増えたり、お酒の量も多くなってしまったりします。さらには、体が疲れているため、つい味の濃い食べ物を食べたくなったり、疲れを取ろうと焼き肉などの脂っこいものの摂取も多くなってしまいます。
これらのこと(原因)は、全て体の血流を悪くしてしまい、常に肩こり(結果)を引き起こすようになります。それを長年放置していると、心筋梗塞というさらに重大な病気(結果)を発生させてしまうということにつながってしまうのです。
病気にならないためには、病院の検査結果だけを絶対視することなく、体が発信する小さなサイン(症状)を見逃さないことです。そして、その時々で適切な対処(原因を取り除く努力)をするということが、重大な病気を発生させないための最も有効な手段なのです。
植物の病気も人間の病気と同じことが言えます
※詳細は7月の勉強会で配布しました下記資料をダウンロードしてください。人間と植物の病気について.pdf